
「朝からだるい」「肩こりや頭の重さがいつもより強い」。季節の変わり目や、寒暖差の大きい時期にこうした不調を感じる方は多くいらっしゃいます。
結論:寒暖差疲労は、気温差への体温調整が続いて自律神経に負担がかかり、だるさや不調が出る状態として知られます。呼吸・血流・睡眠の3つを整える習慣で、負担を減らしやすくなります。※効果には個人差があります。
- 目安として、1日の気温差や室内外の温度差が大きいと起こりやすいと言われる
- 5ステップ(呼吸・温冷・ふくらはぎ・胸開き・睡眠)で整える
- 症状が長引く、強い場合は医療機関へ相談を
寒暖差疲労はなぜ起こる?
気温の変化に合わせて体温を保とうとする自律神経が、頻繁な切り替えで疲れるためと考えられています。正式な病名ではなく、一般にこう呼ばれる状態です。
自律神経の切り替えが続く
気温が下がると交感神経が働いて血管を収縮させ、暖かくなると血管を広げて熱を逃がします。この切り替えが短い間隔で続くと、エネルギーを消耗しやすくなります。冷暖房による室内外の温度差も同じ負担になります。
血流の乱れで冷えやだるさが出る
手足の血管の調整がうまくいかないと、冷えやむくみが出やすくなります。筋肉がこわばると、だるさが強まることもあります。
睡眠の質が落ちる
寝つきが悪い、夜中に目が覚めるといった形で現れ、回復力の低下につながると考えられています。
寒暖差疲労のサインは?
次のうち複数当てはまる場合は、疲れの背景に寒暖差が関わっている可能性があります。
- 朝起きても疲れが取れない
- 肩こり・首こり・頭痛が増えた
- 眠りが浅く、夜中に目が覚める
- 冷えやほてりを感じやすい
- イライラや集中力の低下がある
- むくみやすく、体が重だるい
慢性的に続く場合や日常生活に支障がある場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。
寒暖差疲労を整える方法は?(5ステップ)
呼吸から入り、血流、姿勢、睡眠の順に整えるのが取り組みやすい流れです。理学療法士の視点で、無理なく続けられるものに絞りました。
ステップ1:呼吸を整える
仰向けで膝を立て、鼻から3秒ほど吸い、口をすぼめて8〜10秒かけて吐きます。下腹がへこむ感覚を意識します。朝・夜・気温が変わった日に30〜60秒ずつ行います。
ステップ2:小さな温冷リズムをつける
ぬるめのストレッチのあとに首・肩へ温かいシャワーを当てる、朝晩で室温を1〜2℃変えるなど、無理のない範囲で行います。強い温冷刺激は避けてください。
ステップ3:ふくらはぎを動かす
つま先立ちとかかと下ろし(カーフレイズ)を20〜30回。ふくらはぎは血液を戻すポンプの役割があるといわれ、下半身の巡りを助けます。
ステップ4:胸を開く
肩が前に入ると胸が縮み、呼吸が浅くなりがちです。次を10〜20回、1〜2ラウンド行います。
- 両手を後ろで組み、軽く引く
- ドア枠に手を置き、胸を前に出す
- 肩甲骨を寄せる動作をゆっくり行う
ステップ5:睡眠と体温を整える
- 就寝前30分は画面を見る時間を減らす
- ぬるめ入浴(38〜40℃・10〜15分)で体を温める
- 寝室の冷暖房を極端にしない
呼吸の整え方は呼吸が浅い人ほど疲れやすい?自律神経を整える呼吸法、冬の不調は寒くなると体がしんどい…その原因は姿勢と呼吸?もご覧ください。
1週間のリセットプランは?
1日のテーマを決めて、短時間ずつ続ける形が現実的です。
| 曜日 | テーマ | 内容 |
|---|---|---|
| 月 | 呼吸と循環 | 呼吸・カーフレイズ・胸開き |
| 火 | 温冷リズム | 室温を少し変えたストレッチ+温かい飲み物 |
| 水 | 姿勢 | デスク環境の見直し+肩甲骨運動 |
| 木 | 入浴 | ぬるめ入浴10分+リラックス呼吸 |
| 金 | 生活リズム | 朝の光を浴びる・規則的な食事 |
| 土 | 軽い運動 | ウォーキング+呼吸 |
| 日 | 復習 | 5ステップを通しで行う |
2〜3週間続けて、睡眠や呼吸の感覚がどう変わるか確かめてみてください。※効果には個人差があります。
よくある質問
Q. 寒暖差が小さい日も続けたほうがいいですか?
続けて問題ありません。環境の変化に左右されにくい体の状態を保つことが目的なので、変化の少ない日も呼吸と睡眠を整える習慣は役立ちます。
Q. 寒暖差疲労のとき、筋トレや有酸素運動はしていいですか?
体調がよい日は問題ありません。だるさが強い時期は、先に呼吸やストレッチで整え、様子を見ながら強度を上げてください。
Q. サプリや薬を使ってもいいですか?
補助として使う方もいますが、まず睡眠・食事・運動の生活習慣を整えるのが基本です。持病や服薬中の方は、医師・薬剤師に確認してください。
TRESOではどう進める?
TRESOは少人数制(トレーナー1名に最大3名)のセミパーソナルです。初回体験(総所要50分)で、姿勢・呼吸のクセを確認し、理学療法士が無理のない運動を提案します。TRESOは医療機関ではなく、診断・治療は行いません。
初回体験は通常4,000円(税込)、入会金は20,000円(税込)です。体験当日にご入会の場合のみ、体験料・入会金が無料になります(各コース毎月3名まで)。
この記事の監修:岡田 榮二(EIGI OKADA)
岐阜店代表|理学療法士(国家資格)
岐阜市のパーソナルジムTRESOで岐阜店代表を務める理学療法士。身体の動きを医療的な視点で分析し、一人ひとりに合わせて無理のない範囲で身体づくりをサポートします。
保有資格・経歴
理学療法士(国家資格)/中部学院大学 卒業(2018年)。リハビリに8年従事し、整形外科・スポーツ分野を中心に、小児以外のほぼ全科で臨床を経験。指導では「対応する方は全員、自分の家族だと思って向き合う」「相手の些細な反応も見逃さない」ことを大切にしています。
専門・得意領域
姿勢・動作の分析/運動再開のサポート/腰・膝・肩まわりのコンディショニング/運動が苦手な方・久しぶりの方への導入
※当ジムは医療機関ではなく、診断・治療などの医療行為は行いません。※効果には個人差があります。