
こんにちは。岐阜市のパーソナルジムTRESOのパーソナルトレーナー、岡田です。
結論:下腹のぽっこりは、腹筋運動を増やしても変わりにくいことがあります。背景に「肋骨の開き(リブフレア)」と呼吸の浅さがあると、お腹の中の圧力を保ちにくくなるためで、先に肋骨まわりと呼吸を整えるのが近道になりやすいです(※効果には個人差があります)。
- 体重や手足は細くなったのに下腹だけ残る方は、骨格と呼吸のクセが関わっている可能性がある
- 上体起こし中心の腹筋は、表面の腹直筋が優位になり、お腹を引き込む働きとは別物
- 肋骨の開き→横隔膜が働きにくい→お腹の圧力が保てない、という流れが考えられる
- 整える順番は「背中・腰の緊張をゆるめる→呼吸で肋骨を閉じる→腹横筋を働かせる」
ダイエットで体重は落ちたのに、おへその下だけがぽっこり残る。動画を見ながら上体起こしを何十回も頑張っている方は少なくありません。理学療法士として病院で人体の構造を見てきた立場から、原因の考え方と整え方をお伝えします。

腹筋運動を頑張るほど下腹が出ることはある?
あります。骨格が崩れたまま上体起こしを繰り返すと、お腹の表面ばかりが緊張し、下腹が前に張り出して見えることがあります。
表面の筋肉ばかり鍛えられるとどうなる?
一般的な腹筋運動で主に働くのは、いわゆるシックスパックをつくる「腹直筋」です。体を丸める力には役立ちますが、お腹を内側に引き込む働きが主ではありません。表面の筋肉ばかりが硬くなると、お腹の中の余裕が少なくなる方もいます。
下腹がパンパンに張るのはなぜ?
お腹の圧力が下方向に逃げやすい姿勢や呼吸のクセがあると、胃腸などが骨盤の方へ押し下げられたような状態になり、下腹が張り出して見えることがあります。いわゆる「内臓下垂」と呼ばれる状態のイメージです。ここで腹筋だけを頑張ると、かえって負担が増える方もいます。
ぽっこり下腹の原因は「肋骨の開き」って本当?
すべての方に当てはまるわけではありませんが、反り腰や浅い呼吸のある方に多く見られる要因のひとつです。
リブフレア(肋骨の開き)とは?
みぞおちの下で、左右の肋骨のフチが外側に浮き出て見える状態を「リブフレア」と呼びます。反り腰や呼吸の浅さがあると、背中の筋肉が過剰に緊張して肋骨を後ろへ引っ張り、前側が開いたまま固まることがあります。テントの骨組みが外側へ広がったようなイメージです。

肋骨が開くと呼吸と腹圧にどう影響する?
肋骨が開いたままだと、呼吸の主役である横隔膜が本来のドーム状を保ちにくく、お腹の圧力を一定に保つ力が弱まりやすくなります。その結果、内臓を支える力が下がり、下腹にぽっこり感が残りやすくなると考えられます。
下腹を整えるには、どんな順番で何をすればいい?
「背中・腰の緊張をゆるめる」「呼吸で肋骨を閉じる」「腹横筋を働かせる」の3段階です。表面を鍛える前に、骨格と呼吸を整えます。
| ステップ | 目的 | ポイント |
|---|---|---|
| ① 背中・腰をゆるめる | 肋骨が閉じる準備をする | 反り腰で固まった背中・腰まわりの筋肉をストレッチなどでゆるめる |
| ② 呼吸で肋骨を閉じる | 横隔膜を働かせやすくする | 息を細く長く吐き、肋骨を中心へ寄せる意識を持つ |
| ③ 腹横筋を働かせる | お腹まわりを内側から支える | 呼吸と骨格の位置が整った状態で、軽い負荷から始める |
① 背中と腰の緊張をゆるめて、肋骨が動く状態にする
肋骨を開いたまま固定している背中・腰まわりの緊張(脊柱起立筋や広背筋など)を、ストレッチなどでゆるめます。後ろ側の引っ張りが減ると、肋骨が内側に閉じる準備が整いやすくなります。
② ピラティスの要素を取り入れた呼吸で肋骨を閉じる
息を細く長く吐き切りながら、開いていた肋骨を中心に向けてコルセットの紐を結ぶように寄せていきます。こうした呼吸を繰り返すことで、横隔膜が働きやすい状態を目指します。
③ 腹横筋(天然のコルセット)を働かせる
腹横筋はお腹全体を腹巻きのように覆う深層の筋肉です。呼吸と骨格の位置が整った状態で働かせると、お腹まわりを内側から支えやすくなります。重い負荷より、正しいポジションで丁寧に行うことを優先します(※効果には個人差があります)。

TRESOではどう進めますか?
少人数制のセミパーソナル(トレーナー1名に最大3名)で、まず身体の状態を確認し、無理のない範囲で呼吸・姿勢・お腹まわりを整えていきます。
肋骨の開き方や呼吸の浅さは、自己流では見抜きにくいものです。ストレッチとピラティスの呼吸法を取り入れ、理学療法士の視点で骨格のクセを確認しながら進めます。運動初心者の方も取り組めるよう、強い負荷から始めることはありません。なお、当ジムは医療機関ではなく、診断・治療は行いません。痛みやしびれが強い場合は医療機関の受診をおすすめします。
初回体験は総所要50分(カウンセリング・身体チェック・体験トレーニング・フィードバック込み)で、通常4,000円(税込)です。体験当日にご入会の場合のみ、体験料・入会金(20,000円・税込)が無料になります(各コース毎月3名まで)。
向いている人・向いていない人は?
- 向いている人:腹筋を頑張っても下腹が気になる/反り腰や腰の不安もある/運動初心者で身体のクセを見てほしい
- 向いていない人:完全マンツーマンだけを希望する/短期間の追い込みだけを求める/医療機関での治療が必要な状態の方
よくある質問
腹筋運動はやらないほうがいいですか?
すべてやめる必要はありません。ただ、下腹のぽっこりが気になる場合は、上体起こしを増やす前に呼吸と肋骨の位置を整えることをおすすめします。
肋骨の開き(リブフレア)は自分でチェックできますか?
みぞおちの下で左右の肋骨のフチが外側に浮き出ていないかを触って確認する方法があります。ただし自己判断は難しいため、気になる場合は専門家に見てもらってください。
下腹ぽっこりは呼吸を変えるだけで凹みますか?
呼吸だけで変わるとは言い切れません。体脂肪、食事、姿勢、運動習慣などが関わるため、効果には個人差があります。呼吸と骨格を整えることは、そのうちの大切な土台のひとつです。
まとめ:下腹の悩みは「腹筋の前に呼吸と骨格」から
何をやっても下腹だけが気になる方、反り腰や腰痛も一緒に整えたい方は、まず初回体験で身体の状態を確認してみてください。ご予約・ご相談は公式LINEからが最もスムーズです(※効果には個人差があります)。
※体験当日にご入会の場合、体験料・入会金が無料(各コース毎月3名まで)
この記事の監修:岡田 榮二(EIGI OKADA)
岐阜店代表|理学療法士(国家資格)
岐阜市のパーソナルジムTRESOで岐阜店代表を務める理学療法士。身体の動きを医療的な視点で分析し、一人ひとりに合わせて無理のない範囲で身体づくりをサポートします。
保有資格・経歴
理学療法士(国家資格)/中部学院大学 卒業(2018年)。リハビリに8年従事し、整形外科・スポーツ分野を中心に、小児以外のほぼ全科で臨床を経験。指導では「対応する方は全員、自分の家族だと思って向き合う」「相手の些細な反応も見逃さない」ことを大切にしています。
専門・得意領域
姿勢・動作の分析/運動再開のサポート/腰・膝・肩まわりのコンディショニング/運動が苦手な方・久しぶりの方への導入
※当ジムは医療機関ではなく、診断・治療などの医療行為は行いません。※効果には個人差があります。
※体験当日にご入会の場合、体験料・入会金が無料(各コース毎月3名まで)。当日入会しない場合の体験料は4,000円(税込)です。